これを読めば「ISOファイル」のマウント方法はバッチリ分かる!

2019年7月15日

  • パソコン使っているとたまに「~.iso」のようなファイル拡張子を持ったファイルを扱うことがあります。

例えば雑誌の付録でLinuxのインストールイメージだとか、ダウンロードで入手した何らかのアプリケーションのインストールファイルだったりです。

「~.exe」とか「~.zip」などはお馴染みで、これはダブルクリックすれば直に実行されたり解凍されたりしますが、「~.iso」ファイルってなんでしょう?どうやって使えばいいの?という疑問にお答えします。
isoファイルは知ってるけどいつの間にかマウント出来なくなった!?という方の解決方法も解説します。

目次

1.「~.iso」ファイルとは?

「~.iso」の拡張子を持ったファイルは国際標準規格(ISO)が定めているISO9660ファイルシステムであり、早い話、CD-ROMやDVD-ROMなどの光ディスクのファイルシステムの規格を定めています。

そして「~.iso」ファイルはこの光ディスクをそのままファイルにしたイメージファイルなのです。

CD-RやDVD-Rなどのディスクが丸ごとファイル形式になったものと考えてもらえればいいでしょう。
このため、ライティングソフトなどでハードディスク上の「~.iso」ファイルをそのまま媒体に書き出せば光ディスクが作成できるのです。

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2.isoイメージファイルの使い方

「~.iso」ファイルつまりisoイメージファイルは使い方が2通りあります。

1)光ディスク媒体書き出しする方法

ライティングツールで光ディスク媒体に書き出して、その後光ディスクドライブにマウントして使う方法です。
光ディスク媒体は格納できるサイズ(容量)が決まっていますのでそれぞれのサイズに合った媒体に書き出す必要があります。
従来光ディスク媒体に書き込むには専用のライティングツールが必要でしたが現在使われているWindows10では標準機能で書き込むためのライティング機能があります。(具体的な操作方法は後述します)

2)直接仮想ドライブにマウントする方法

Windows10の機能としてisoイメージファイルをマウントすることができます。

例えば、パソコンに繋いでいるドライブが

・Cドライブ(ハードディスク)
・Dドライブ(DVDドライブ)

の2つだった場合、Cドライブ上にあるisoイメージをマウントすると

・Cドライブ(ハードディスク)
・Dドライブ(DVDドライブ)
・Eドライブ(isoイメージをマウントしてできた仮想ドライブ)

といった感じになり、光ディスクドライブが1台仮想的に追加された形になります。

これは何が便利かというと、DVDドライブ等を搭載していないノートPCなどではDVDをisoイメージでハードディスク上に持っていればisoファイルをマウントすることでDVDドライブを接続した事と同様になるのです。

isoファイルをクラウドドライブに持っておけば手軽に差し替えることが可能です。

 

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3.Windows10の標準機能で光ディスク媒体(CD/DVD/BD)に書き出す方法

1)isoファイルを表示する

まずisoイメージファイルの格納されているディレクトリを開いてisoファイルを表示します。

2)右クリックして書き込みツールを起動

ファイルを右クリックしてすると「ディスクイメージの書き込み」がありますのでこちらをクリック

3)ディスク書き込み

Windows10の機能である「ディスクイメージ書き込みツール」が起動しますので「書き込み」をクリックすると書き込みが行われます。

 

4.Windows10の標準機能で仮想ドライブにマウントする方法

それではisoイメージファイルをWindows10でマウントする方法を説明します。

1)isoファイルを表示する

isoイメージファイルの格納されているディレクトリを開いてisoファイルを表示します。

2)マウントする方法

isoファイルをマウントする方法は3つあります。

ⅰ)方法1(右クリックメニューからマウントする)

①isoイメージファイルを右クリック

isoイメージファイルを右クリックするとコンテキストメニューが表示されて、その中に「マウント」という項目があります。

②「マウント」をクリックする

「マウント」をクリックすると仮想ドライブが作成されてそこにマウントされます。
その後は通常光ディスクをマウントした状態同様に使うことができます。

ⅱ)方法2(ダブルクリックしてマウントする)

①isoイメージファイルをダブルクリックします。

ダブルクリックすると方法1の「右クリック」して「マウント」を選択した場合と同じ状態になります。

ⅲ)方法3(エクスプローラの管理メニューからマウントする)

①ファイルをクリック(1回クリックです)

ファイルを1回クリックするとエクスプローラのリボンに管理タブが表れますので「管理」をクリックします。

②マウントをクリック

「管理」のリボンアイコンが表示されますので「マウント」をクリックします。

③マウントされました

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5.アンマウント(取り出し)する方法

マウントされたisoイメージファイルを取り出すにはドライブを右クリックして「取り出し」を選択することで出来ます。

6.右クリックしても「マウント」が表示されない場合の対応方法

「isoイメージファイル」を右クリックしても「マウント」が表示されない、また、「isoイメージファイル」をクリックしても「管理」タブが表示されないことがあります。

これはファイル拡張子の関連付けによるものです。

通常Windows10がインストールされた直後の状態では拡張子isoはエクスプローラに関連付けられています。

これまで説明した動作はすべてWindows10の標準機能であるエクスプローラによるものだったのです。

「マウント」や「管理」が表示されない方は何らかのソフトウェアをインストールしたため拡張子isoの関連付けがそちらに設定されたためなのです。

なので解決方法は2種類あります。

1)導入したソフトウェアの関連付けを解除してエクスプローラーに戻す

2)一時的にエクスプローラーを使用してisoファイルをマウントする

ではそれぞれ説明します。

1)導入したソフトウェアの関連付けを解除してエクスプローラーに戻す

①isoイメージファイルを表示させて右クリックします

②「プログラムから開く」をクリック

③「別のプログラムを選択」をクリック

すると下のようなダイアログが表示されて拡張子isoのファイルを開く方法の選択が促されます。

ここでエクスプローラーを選択して「常にこのアプリを使って.isoファイルを開く」にチェックをいれることで以降の操作ではエクスプローラでファイルが開かれます。

このため右クリックでも「マウント」が表示されるようになります。

下図のようにisoファイルを右クリックすると「マウント」が表示されるようになりました。

 

但し、以前導入したアプリとの関連付けは解除されていますので戻したい場合は同様の操作で関連付けを設定してください。

 

2)一時的にエクスプローラでisoファイルを使用してマウントする

①isoイメージファイルを表示させて右クリックします

この中に「プログラムから開く」があるのでここから「エクスプローラー」を選択します。

②マウントされました

 

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7.まとめ

いかがでしたでしょうか、isoファイルを上手に使えば光ディスクドライブを接続しなくてもいろいろ便利に活用できることがお分かりいただけたと思います。