Linuxのサービスをsystemctlコマンドで起動、停止、再起動する
多くのLinuxディストリビューションではOSの起動時にサービスを起動させたり、OSの停止時にサービスを停止するなどの管理をsystemdというサービスで行っています。
また、各サービスの設定を変更した場合は変更を反映させるためにサービスを起動しなおす必要がありますが、OSを再起動せずに目的のサービスのみ起動したり停止したりといたこともsystemdのコマンドで可能です。
目次
1.systemdが管理しているサービスの状態を確認する
systemdが管理しているサービスの状態を確認するには以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl status サービス名 |
【例】sambaのサービス「smbd」の状態を確認します
コマンドプロンプトに戻るにはキーボードの「q」を押します。
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2.systemdが管理しているサービスを停止する
systemdが管理しているサービスを停止するには以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl stop サービス名 |
【例】sambaのサービス「smbd」のサービスを停止します
正常に実行された場合は何も応答なくコマンドプロンプトが表示されます。
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3.systemdが管理しているサービスを起動する
systemdが管理しているサービスを起動するには以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl start サービス名 |
【例】sambaのサービス「smbd」のサービスを起動します
4.systemdが管理しているサービスを再起動する
systemdが管理しているサービスを再起動するには以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl restart サービス名 |
【例】sambaのサービス「smbd」のサービスを再起動します
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5.おわりに
サービスを個別に起動停止するsystemctlコマンドを覚えておけばサービスの設定を変更した際にOSを再起動する必要がなくなり影響を限定的にできます。
コマンドを利用する際は影響範囲を確認の上実行してください。